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オペラ愛好会第220回例会開催（2015.1.11）
新年の愛好会は新会員との和やかな歓談から始まりました。
１月１１日、東京・初台の新国立劇場のビデオシアターにてワーグナーの「さまよえるオランダ人」を鑑賞した後、コーヒーの香り豊かな近くの喫茶店でオペラ談義。
初めてお会いする方との挨拶をするや否や、あっという間に旧知の仲だったような和やかな会話で大いに盛り上がりました。趣味の会の威力と言ってもいいのかもしれません。まだ入会もしていないのに、話しは次から次に続き、お店を出る前には自然に入会のお申し出となりました。
20年を超える趣味の会の運営の困難さはここで言うまでもありません。ここまで続けられたことは、皆様の温かいご支援とご協力があったからこそ。
しかし、年月の経過は怖いものです。「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかた(泡沫)は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためし(例)なし。世の中にある人とすみか(栖)と、またかくの如し。」と鴨長明が『方丈記』で述べたことは、人と家の永遠性のなさ（無常）を指摘したものですが、利益を追求するような会社などとは異なり、所属意識のベクトルが個々人によって異なる趣味の会は、水の流れを止めない持続こそが最大の課題かもしれません。
オペラ愛好会は皆さんの熱意で作り上げてきた趣味の会ですから、会報も例会もカレンダーもホームページも皆様のご協力によるものです。
今年の愛好会は関西でも例会が新年早々に企画されています。例会は開催までの準備等が大変で、企画運営に当たる方のご負担が少しでも軽減され充実した例会になるように、皆さんで心配りをしていきたいものです。
オペラのマチネー公演の終演後に軽くお茶会、というスタイルも例会になるのではとの意見も出ています。
新しい一年が始まりました。
オペラ愛好会も生まれ変わったような気持ちで試行錯誤をしていく中で、新たな道が開かれていくような気もしています。ともあれ、本年も皆さん日々お元気で、オペラ愛好会と共に、楽しき充実した一年を作り上げていきましょう。よろしくお願い申し上げます。 （K)