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オペラ愛好会 第224回例会開催 (2016.2.7)


2月7日(日)関東例会に参加しました。今回も前回同様、前半はMETライブビューイングの鑑賞、後半は食事をしながらの懇談会でした。

まずオペラ鑑賞の部。今回は東銀座の東劇でビゼー作『真珠取り』を鑑賞しました。
このオペラはセイロン島を舞台に、海の守り神に仕える巫女と2人の海の男の友情と葛藤を描いた物語です。METは舞台装置が素晴らしいですが、今回も幕開けから魅了されました。舞台空間が青く深い海となり、二人の人影が泡を吐きながら上へ下へと泳ぎます。実はベルトで役者を吊り上げていたと幕間で種明かしがあるのですが、METならではの壮大で幻想的な演出でした。

この作品はビゼー24歳の時の初作オペラ。エキゾチックで魅力ある作品ですが上演回数は少なく、METで上演されるのは実に1世紀ぶりとのこと。劇中の抒情的なアリア『耳に残るは君の歌声』は『真珠取りのタンゴ』というタンゴ曲として有名ですが、原曲がオペラの曲だとは意外でした。この劇は巫女という神秘的な女性が主人公なので昔の話だと思っていましたら、真珠会社の事務所の場面で冷蔵庫やテレビ、デスク上にはパソコンまで登場し、現代の話だと分かって驚きました。このあたりが「新演出」の面白さでしょうか。

オペラ鑑賞の後は徒歩で銀座へ移動。外人客で賑わう銀座通りの和食のお店で美味しいランチを味わいながらオペラ談義を楽しみました。
『真珠取り』の上演回数が少ないのは、ソプラノ、テノール、バリトンの3歌手の力量が揃わないと難しいからとのこと。今回はソプラノ(ダムラウ)はもちろん、バリトン(クヴィエチェン)が素晴らしかったとか。私はテノール(ボレンザーニ)に一票。
話が弾んで予定時間を過ぎましたが、お店の厚意で奥の個室に席を移して例会継続。鶴見から自転車で駆けつけた会員も加わって、さらに話題が広がりました。私は1月に入会したばかりですが、今回で2回目の例会参加となりました。これからも例会に参加するのを楽しみにしています。(U)


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