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オペラ愛好会 第227回 例会開催 (2016.5.22)


関東例会は、今年から久方ぶりに復活されて毎月のように開催されるようになりましたが、その内容は「Metライブビューイング鑑賞」+食事会・例会という形で定着しつつあります。

5月22日(日)の例会は、まずは「Metライブビューイング=ロベルト・デヴェリュー」鑑賞。エリザベス女王(1世)の愛人が謀反の容疑で裁かれることに対する女王の立場と愛人への執着の狭間で苦悩する心と姿を赤裸々に描きし出した秀作でした。タイトルロールのデヴェリュー=マシュー・ポレンザーニ(T)、エリザベス女王(エリザベッタ)=ソンドラ・ラドヴァノフスキー(S)、ノッティンガム公爵夫人(サラ)=エリーナ・ガランチャ(Ms)、ノッティンガム公爵=マリウシュ・クヴィエチェン(Br)の4人の歌手陣、適材を得て素晴らしい公演になりました。

ロベルト・デヴェリューといえば以前の来日公演で絶賛されたグルベローヴァの強烈な印象があって、ついつい比較してしまいます。しかし今年70歳になるグルベローヴァの後を託せるのはネトレプコをすぐに思い浮かべますが、或いはラドヴァノフスキー かもしれません。彼女は今回でチューダー朝3部作「アンナ・ボレーナ」「マリア・ストゥーアルダ」を全てMet歌劇場で歌いましたが、その完成度の高さに更に磨きをかけることでしょう。Met歌劇場で主役級を歌い続けてきた今回の4名は、日を追うごとに歌唱力をアップさせており、聞きごたえが増してきました。尤も私の好みではガランチャを一番褒めたいと思いますが・・・

さて、鑑賞後は新宿の個室レストランに移動しての食事会・例会です。昨年・今年に新しく入会された方々、会員として10年以上の方々、オペラキャリア50年以上の方々、5カ国以上の翻訳をされている方など、多彩な顔ぶれで盛り上がりました。海外に行かれた経験・・・仕事で、旅行で、オペラ目的で、それぞれの体験のお話や、ちょうど今来日公演で開催されているウイーン・フォルクスオーパーの話など、話の中心は次々に澱みなく流れ移って、気が付くと2時間を超える楽しい場となりました。   (S)


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