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オペラ愛好会 第229回(関西第54回) 例会開催 (2016.7.30)


7月30日(土)真夏の昼下がり、兵庫県立芸術文化センターで開催された佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ「夏の夜の夢」を鑑賞しました。私は、このシリーズは4年前の「トスカ」に続き2回目となります。

当日、強い日差しの中を広島から新幹線と私鉄を乗り継ぎ、阪急西宮北口駅の改札口に到着したした時に目に飛び込んできたのは「完売御礼」のポスター。 佐渡裕氏のプロデュースオペラの根強い人気が窺われ、開演に向けての高揚感を助長する光景でした。同氏のコメントによれば「10年の積み重ねを糧に11年目は少し冒険して、ベンジャミン・ブリデンの天才を証明をしたい」との思いで、今回の演目になったとのこと。原作はウィリアム・シェイクスピア。

キャストには作品に合わせて森に棲む妖精たちを日本の歌手、人間たちの世界はロンドンのオーディションで150人の中から選ばれた英国の歌手10名を揃えたそうです。妖精の世界と人間の世界を行き交う不思議な物語を、幻想的で美しい音楽で織り成すファンタジックな夢のような舞台で、笑いを誘う場面も多々あり、とても楽しい3時間でした。マエストロ佐渡裕氏の更なるご活躍を祈念しつつ、劇場を後にしました。

その後、同施設内のフレンチレストラン「イグレックテアトル」に場所を移し、楽しみにしていたオペラ愛好会の方々との懇親会(例会)に臨みました。久し振りの関西での会合でしたので、参加者は地元の神戸の会員をはじめとして、関東や関西の各地から、中でも奈良から会合だけのために参加してくださった方までいらして、美味しいディナーを食しながらオペラ談義に花が咲きました。

私が本格的にオペラファンになったのは、21世紀になってからで日も浅く、皆様方の会話から飛び交う名舞台・名歌手・名指揮者etc.のお話を耳にして、オペラの奥深さを再認識するばかりでした。2時間余りのひと時でしたが、夏の楽しい思い出の一夜となりました。

私が住んでいる広島は、支店経済の町で、文化が育たないと言われ、オペラ公演は少なく、名だたる歌劇場の公演は皆無です。情報の少ない環境の中、毎月送っていただく「オペラ愛好会通信」を楽しみにしている名ばかり会員ですが、今後ともよろしくお願いします。  (Y)                          


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