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オペラ愛好会 第235回 例会開催 (2017.2.26)
多少寒いものの、春の気配が感じられる快晴の2月26日(日)に第235回例会が行われました。
前半は東劇にてMETライブでグノーの『ロミオとジュリエット』。私はこの作品は一度も聴いたことがないのですが、いつかは聴かねばならない作品と思っていましたので、CDや実演よりも映像での鑑賞はいい機会。
幕が開き、最初の方でコロラトゥーラのアリア『私は夢に生きたい』が歌われます。途中二重唱があるのですが、私が想像していたものほど甘美な音楽ではありませんでした。なお、二重唱は最後も含め何度かあります。このオペラはベルカント物ではなく、後半のドラマチックな部分(特にテノールが目立つ)に真骨頂があるのではないでしょうか。最後は、両家の和解などなく二人の死で終わります。オーケストラは伴奏の域をでていないという印象でした。
表題役を歌ったのは、今をときめくV.グリゴーロとD.ダムラウ。こんなコンビで実演を観たら、おそらく同じ作品は他の人では観られなくなります。特に前半の部分でのグリゴーロのドラマチックな表現は圧倒的でした。
また、ダムラウもかつて生で聴いた美しい声が思い出されます。ダムラウは秋に来日するようなので皆さんぜひいらしてください。歌手のリサイタルにはほとんど興味のない私が言うのですからご想像ください。演出はバートレット シャーという私の知らない人でしたが、美術はヴェローナの街並みのようでした。(演出家の意図は特にヴェローナではないようですが)
後半のお茶会では、会報を充実させることとか、他の組織との交流のあり方など、主に会について話し合いました。
そこで皆さんにお願いがあります。短い文章でもいいので原稿の投稿をしてもらえると嬉しいです。内容はオペラに関することなら何でもいいと思います。また、ご意見などを気軽に事務局までお寄せください。そして自由にオペラについて語り合える例会・お茶会にも是非いらしてください。 (F)